生産性を上げるには

会社に限らず個人でもそうですが、その会社(または個人)の生産性を一番上げる方法はなんでしょうか。

ズバリ、得意分野に注力することです。

非常に単純明快なことではありますが、意外にも実践されていないケースが多いので今日はブログのテーマとして所感をつづってみますね。

私はコンサルタント(台湾公認会計士)という立場で、台湾ビジネス関連のお仕事をさせていただいているのですが、例えば現地法人を設立したばかりの会社ですと、たとえ日本本社の実績がある会社でも初年度から利益を確保するのは難しいわけです。

なので、収益に直結しないバックオフィス業務コストはできるだけ削減したい、
結果として、経理総務担当者を置かない、または営業担当者がバックオフィスを兼任、もしくは総経理自らが経理作業を行っている(!?)という状況がでてきます。

すると何が起きるのか。



これは売上と業務効率のパフォーマンス低下です。

しいては従業員の士気低下にもつながります。




そもそも台湾に進出するということは自社の得意分野の海外展開という目的があったはずでしょう。

にもかかわらず、バックオフィスに営業部の担当者を兼任させる等して、本来の目的達成への最短ルートを邪魔してしまうのは本末転倒になる気がいたします。

だからこそ、是非とも専門家をうまく利用してください!


限りある資源を有効活用して目的を達成することを最優先することが経営者の責任だと考えております。

例えば、弊社では台湾のバックオフィス業務と日本本社への報告業務のパッケージで月額15万円から20万円で定額時間無制限でお引き受けしていますが大変好評いただいておりますこれは、一般の台湾人の大卒初任給が日本円で20万円程度であることを考えると非常にコストパフォーマンスが高いといえるます。

ちなみに上記の台湾人の場合には日本語でのコミュニケーション能力や会計の知識はない状態で想定した月給になります。仮に一名雇用したとしても、 OJT なりして教えるしかありません。もちろん国際税務に関する知識はありません。

顧問サービスを受けることは、貴社の状況に対して対処するだけではなく他社の事例も知見として踏まれているわけですからより俯瞰的なアドバイスを得ることができます。また顧問という形式を取ることによって中長期的に貴社と関わるわけですから事業内容や社員の状況を都度説明する必要もありませんそう考えると税金や保険料をコスト負担もない外部の専門家をうまく利用するてはとても効率が良いと言います。

自社がなぜ台湾に進出したのか、一番の強みは何なのか、を明確にした上で、得意分野に集中して迅速に遂行することが重要ではないでしょうか。

もちろん専門家選ぶには資質やそれに見合うことがあっているかについて検証が必要でしょう。まずは専門家が発信している情報リソースを見ながら貴社のニーズに応えることが可能であるかについて判断してください。



それこそが、競争の激しい昨今において、自社の海外ビジネスを成功させる最大の武器になると思います!

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